ピアノと脳

まずはピアノと私のエピソード

私は幼少期からピアノを弾いてきたピアニストでもあります。

幼稚園でピアニカの弾き方を先生の真似で憶え、自宅で1人楽譜と睨めっこして考えているうちに、楽譜と鍵盤の繋がりに気付き何となく理解。楽勝に弾けるようになった。

両親は音楽センスと少しの能力はあるものの、音楽知識やピアノとは無縁だった。だからこそ娘達は「自分の子供にピアノを聴かせたり、教えられるくらい弾けるといいな」と思っていたようだ。

それでだと思いますが、昭和の小学校に置いてあったような茶色のオルガン2種類を、姉と私2人に玩具として与えてくれました。

その後、姉がピアノを習い始めた。すると母の好みの色だと思いますが、ローランドの紫色かかったキラキラ輝く、少し変わったピアノ型の電子ピアノを与えられた。

当時の電子ピアノの中では、鍵盤の重さがピアノに近い方ではありました。音色も4種類あったので面白かった。オルガンの音も好きだったのですがね。

ある日、姉は発表会で弾くため『ユーモレスク』という曲を練習をしていた。私は聴いているうちに憶えてしまい、電子ピアノを独り占めできる時、両手で弾いてみた。すると、完璧に弾けてしまった。



小さい子供向けの楽譜だったので、この動画のように『♭』は多くなかったですし、微妙に音も違うのですが、だいたいこんな感じの曲です。

曲の中間で『#』に変わる部分がありますが、あの感じがたまらなく好きで、真似して弾きたくなったのです。他のメロディーは、どうでもいい感じでありました(笑)

姉がいないはずなのに、姉の弾く曲が聴こえるので、母が電子ピアノのある部屋へやってきた。私が弾いていたので凄く驚いていた。


こういうのを『本当』の『絶対音感』といいます。

音楽知識がなくピアノも習っていないのに『曲を聴いただけで両手で完璧に弾ける状態』です。『盲目のピアニスト』に近く、殆ど『耳と感覚』で弾けてしまう状態ですね。

音楽知識がありピアノを習ってる人が、音を聴き当てるのは『相対音感』といいます。

ピアノを習っていない人からすると「凄い」と思うかもしれませんが、幼少期からピアノを習ってる人ならば、誰でも出来る事です。これは耳を鍛えれば、誰でも出来ます。

更に相対音感を鍛えれば『絶対音感っぽい感じ』にはなれるかもしれないです。でもズバ抜けた絶対音感を持つ、盲目のピアニストには敵いませんね。


そんな出来事があり、私もピアノ教室へ通うことになった。母はピアノの先生に、その出来事を話していたが、音大を出ていない先生ですし、絶対音感についても詳しくはない。

それが小学2年生なので7、8歳ですね。なので私がピアノ教室へ通い始めたのは、別に早くはないです。自分では遅いなと思っていたくらい。先にピアノを習っていた幼馴染は、幼稚園の頃から習っていたので。

一応ピアノの先生は、先生なりに考えてくれた。他の子にはしていなかったのですが、私には演奏曲をカセットテープに入れてくれて「これを聴いて練習して下さい」って感じ。

でも他の子と同じように音符を林檎に例えたり、算数のように計算して学ぶようなことが増えたら、絶対音感が薄れていってしまった。その薄れた感覚、自分でも気付いていた。

このように余計な情報というのは、せっかくの絶対音感を薄めてしまう恐れがある。目は見えるけれど、楽譜はポイして、耳と感覚のみで1曲ずつマスターしていくような、盲目のピアニスト同様のレッスンをすべきだと思いますね。

音符などを学ぶのは『フラッシュカード』が良いかも。とにかく考えさせるのではなく、感覚的に記憶できる方法が良いと思われます。

楽典は小難しいし、つまらないので(笑)本格的に学ぶのは、腕が上級レベルになった頃くらい、中学生~高校生くらいで集中して学べばいいかと思います。

私は中学生になる前には、部活で忙しくなることもあり、ピアノ教室を辞めた。その時すでに弾いていた曲は上級レベル、先生にも限界がきていた。他の音大卒の先生に確認してもらう状態でした。中学の3年間は殆どピアノを弾きませんでした。


でも高校生で再びピアノをYAMAHAで習い、その時は楽典学びに集中しました。将来シンガーソングライターになりたいと思っていたので、完璧に作曲できるようにしたかったのです。そのためには楽典が無視できない。ピアノを教えるにも必要ですしね。

最初はエレクトーンとピアノを教えられる先生だったのですが、小学生時代の最後に習ったクラシック曲と、高校生になってから自分で遊びで弾いていただけのジャズの演奏を聴かせたところ、「私には無理」とのことで(汗)音大卒のピアノ専門の先生になりました。

その頃には、自動演奏付きの黒いピアノを与えてもらいました。録音もオーケストラもカラオケも(?)可能だったので、その時は私から初めておねだりした。新品のグランドピアノと同じくらいの金額(100万円~が当たり前)なので、グランドピアノと悩んだ。

(説明書どこかへいってしまい使いこなせなかったけど...今では、姪っ子のピアノです)

その結果、高校の音楽の授業で100点ゲット!内容が簡単すぎたのもあるけれど(笑)


...ピアノを習わせる子供が、こうならない為に...

どうせピアノを習わせるのならば、音大卒の先生や、コンクールなどに強い先生や、有名な先生に習わせておいた方が「天才(タレンテッド)かもしれない子供のため」ですよ。


ピアノによる良い効果

・脳の活性化
・先見性が身に付く
・想像力の向上
・聴力の発達
・感情表現豊かになる
・運動能力が発達する
・忍耐力がつき、心が落ち着き、穏やかでキレにくくなる
・脳の構造を発達させる

興味があればですが『発達障害の子の脳にも良い』と思われます。それから、大人でも『ボケ予防』になるはずですよ。

ピアノによる脳構造発達

・前頭連合野が発達=HQの長期的発達に繋がる
・脳梁が発達=左右の脳のバランスが良くなる
・小脳が発達=運動機能や知能機能が良くなる
・海馬が発達=記憶力アップで学力向上に繋がる

IQは一般的知能ですが、HQは人間性知能です。

HQとは『人間らしい人生を送るための脳力』のこと。

夢や目的に向かい適切に行動する能力『未来志向的行動力』+理性・思いやり・協調性を身に付けて上手く生きる能力『社会関係力』です。

つまりHQの向上は、夢の実現や社会的成功、良好な恋愛や結婚生活、運動能力や器用さ、言語能力、IQの向上にまでも繋がる。

東大合格者の多くが、幼い頃にしていた習い事はピアノです。

7歳より前に専門的な音楽訓練を受け始めたピアニストの方が、音楽家ではない人よりも『脳梁』の体積が大きい。

7歳までにピアノを始めた人の方が『聴覚野』の神経細胞の数が多い。音感は9歳までに殆どが決まるという意見もある。


確かに、幼少期からピアノを習ってる同級生は、全員が学力も高かった。シッカリした家柄の、お金持ちも多かったです。親の学力が高いと、やはり子供も学力が高いですね。

そういう家柄と比べると、私の実家は『普通』 で、両親『ちゃらんぽらん』な方です(笑)

私は『脳のど真ん中が大きい』のですが、やはりピアノの影響もあったようですね。海馬も大きいので覚醒シータ波も出現しやすいと...こういうことか...ピアノめ(?)

きっと主治医、私のMRI画像を診て『ピアニストの脳だ!』と気付いていると思われる。


実はデメリットもある

これは、あまり知られていない事なのですが、知っておくべきです。

ピアノを練習し過ぎたりすると『腱鞘炎』になるだけでなく、『局所性ジストニア』になる事があります。これは音楽家に多いです。

しかし楽譜通り弾かなくてもいい、即興をするジャズピアニストには、発症しづらい。

これはクラシックピアニストとジャズピアニストでは、脳の活動パターンが異なっている事が、関係しているかもしれませんね。

もしかしたら私の喉の緊張、覚醒シータ波や自律神経の乱れのせいだけではなく、これのせいのもあるかもしれない。めちゃくちゃ歌いまくっていた...大声を出す熱唱で...3時間以上も多かった(汗)腹式呼吸になるので、喉の緊張が楽になるから...悪循環だったか(汗)

他に、覚醒シータ波が出現しやすいのもデメリットかも?(笑)メリットもありますがね。

ジャンルによる違い

【ジャズピアニスト】
・脳波ではベータ波が低下

【クラシックピアニスト】
・脳波では前頭葉のシータ波が強くなる

私はクラシックピアニストですが、ポップスやジャズも弾けます。クラシックだけだと、つまらないので他ジャンルを自分で弾いて遊んでいたのです。色々と弾くのはオススメ。

私は、病院で『左右両方の側頭葉にシータ波が出現する』と判明しているけれど、ピアノを弾いている時には、前頭葉にも出現してるってことでしょうね。

...つまり私は...

ジャズでもクラシックでも『寝ぼけながら弾いている状態』といえるかもしれない(笑)


...最後に...

『エレクトーン』も凄く良いと思いますよ。習い事をピアノにするかエレクトーンにするか悩む人達がいるかと思いますが、私は『両方をオススメ』しますね。

その場合ですがピアノを先に習い、後でエレクトーンを習えば、ボタンと足の動きが増えるだけなので楽です。

エレクトーンが先ですと、ピアノを習う時に『鍵盤の重さ』と『ピアノの楽譜の難しさ』に悩むような問題が出てきてしまうかと思います。

最初から、どちらも一緒に習えれば、そのような問題は出てこないでしょうけどね(汗)

ピアノでは弾けないジャンルを、エレクトーンでは楽しく弾ける1人オーケストラ状態なので、クラシックのピアノでは無理なリズム感や音色などにより、作曲や編曲をする時に役立つセンスの良さや幅にも広がると思いますよ。


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