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7月, 2019の投稿を表示しています

【救急メモ】熱中症(脱水症状)

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【もくじ】 ★ プロローグ ★ 熱中症チェック ★ 応急処置 ★ やってはいけないNG対応 プロローグ 近年、夏になると熱中症で倒れてしまう方々が急増している。 特に高齢者は、暑くても汗をかきにくく、体温調節がうまくいかないので、熱中症で重症化しやすい。 いざという時にチェックをし、正しい応急処置ができるように、記録しておくので参考にしてほしい。 喉の渇きを自覚する前に、水分を摂るようにし、1日1リットル程度は飲むようにしよう。 ☆ もくじに戻る 熱中症チェック 1.意識はあるか。 2.ショック症状はあるか。 3.眩暈や痙攣はあるか。 4.吐き気、嘔吐はあるか。 5.頭痛、頭重感はあるか。 6.ぐったりしているか。 7.筋肉痛やこむらがえりはあるか。 8.発熱はあるか、暑そうにしているか。 9.発症時はどんな状況だったか。 10.活動量はどうだったか。 11.水分の摂取状況はどうか。 12.飲んでいる薬はあるか。 ☆ もくじに戻る 応急処置 1.意識がある場合は、涼しい場所に移動する(させる)。 室内ならエアコンがきいた部屋、屋外なら木陰など涼しい場所へ移動して寝かせる。 2.衣服をゆるめて、楽な姿勢をとる(とらせる)。 数秒の失神、顔面蒼白、脈が弱いなどの症状がある時は、足を心臓より高くして寝かせる。顔色が赤い時は、顔を心臓より高くして寝かせるか、座らせる。 3.体を冷やす。 体の広範囲を冷やす時は常温の水やうちわなどで冷やす。霧吹きなどで常温の水か、ぬるま湯を体全体に噴霧し冷やす。水で濡らしたタオルで冷やす。 首の後ろや、わきの下、足の付け根など、大動脈が通っている部位を保冷パックや氷嚢で冷やす。うちわや扇風機などで風を送る。 4.水分補給をする。 経口補水液やスポーツ飲料など、電解質が含まれたもので水分補給する。嫌がる場合は本人が飲めるものを飲ませる。 ☆ もくじに戻る やってはいけないNG対応 体の表面を冷たい水や氷などで冷やしてしまうと、体表面近くの血管が収縮し、体温の発散が妨げられ、反対に熱がこもってしまう。 水だけを大量に飲ませる。熱中症による脱水は、体の水分だけでなく電解質も失われているので、水だけでは回復しない。

【救急メモ】頭痛対応

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【もくじ】 ★ こんな頭痛には要注意だ! ★ どの頭痛か正確にチェック ★ それぞれの頭痛の対処法 ★ やってはいけないNG対応 こんな頭痛には要注意だ! 1.頭が割れそうな激しい頭痛。脳炎などが疑われる。 2.経験したことのないような激しい頭痛。くも膜下出血が疑われる。 3.吐き気や嘔吐や意識障害がある頭痛。脳血管障害や脳腫瘍が疑われる。 ※体に麻痺がある場合は、麻痺側の手足が下にならないようにする。 ☆ もくじに戻る どの頭痛か正確にチェック 1.群発頭痛=目の片側が痛い、突き刺す・えぐられる・超~強い痛み、痛くてじっとしていられない、涙が出たり目が充血したり鼻水や鼻づまりがある、数週間~数か月と長期間続く頭痛。春~夏、夏~秋の季節の変わり目に起こることが多い。 2.片頭痛=頭の片側が痛い、ズキンズキンとした中~かなり強い痛み、動くと痛みが増す、吐き気や嘔吐がある、光や音に過敏になる、月に1~3回程度ある。 3.緊張型頭痛=頭の両側が痛い、締め付けられる・圧迫される感じで比較的軽い~中程度の痛み、動いても痛みが増さない、肩こりやめまいがある、毎日・週に数回ある。 ※他、混合型頭痛=緊張型頭痛と片頭痛を合わせ持つ頭痛もある。 ☆ もくじに戻る それぞれの頭痛の対処法 1.群発頭痛=痛みが酷くならないうちに治療することが大切。群発頭痛後すぐは深呼吸や酸素吸入が効果的。薬はトリプタン製剤のスマトリプタン注射剤(血管の腫れを抑える薬)などを使用。市販の鎮痛剤では殆ど効かない。医師に診てもらい群発頭痛を減らすこと。 【予防法】 お酒は厳禁。喫煙を避ける。飛行機などによる気圧の変化を避ける。 2.片頭痛=脳への刺激を少なくするため暗い部屋で、頭を冷やしつつ、安静に寝る。アイマスクや耳栓を使うのも良い。運動や入浴は避ける。 片頭痛になるたびに脳の損傷が繰り返され、将来的に脳梗塞になるリスクが高いので、必ず医師に診てもらい片頭痛を減らすこと。一般的にトリプタン製剤を使用し治療。 ロキソニンを飲む場合は、片頭痛になりそうな時(前兆がある時)に胃腸薬と一緒に飲むのが正しい飲み方。片頭痛になってしまってからロキソニンと胃腸薬を飲んでも、その場しのぎでしかなく、片頭痛の治療にはならない。そのような間違った飲み

【救急メモ】緊急時に行うべき基本対応

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【もくじ】 ★ 救急車を呼ぶかどうか判断 ★ 119番!救急車を呼ぶ方法 ★ AED(電気ショック)の使い方 ★ 私の救急体験をお読み下さい 救急車を呼ぶかどうか判断 1.周りの人達に声をかけて、応援をお願いする。そうすることにより、救急にあたる人、AEDを取りに行く人など、役割を分担できてスムーズに救助可能になる。 2.耳元で名前を呼びかけたり、肩や頬を軽く叩いたりして、意識があるかないかを確認する。 3.意識がなければ、119番に電話をする。 4.状況に応じて気道確保、人工呼吸、心肺蘇生など、救命措置を行う。 ●呼吸があれば回復退位=横向きに寝かせる。 ●呼吸がなければ気道確保=仰向けで顎を上げ頭をのけぞらせる。吐き気や嘔吐がある場合は顔を横にする。 心肺蘇生=心臓マッサージ(胸骨の下半分に両手を重ねて1分間に100回のペースで30回行う)や人工呼吸(2回)をする。 心臓マッサージ(30回)と人工呼吸(2回)を交互に繰り返すが、人工呼吸ができない場合は、心臓マッサージを優先して行う。AEDを行う。 ※意識があっても呼吸が変ならば119番をし気道確保。呼吸が普通でも麻痺があったり、ろれつが回らない場合も119番をする。 ☆ もくじに戻る 119番!救急車を呼ぶ方法 1.119番に通報する。 2.「火事ですか?救急ですか?」と聞かれたら、「救急です」と答える。 3.「どうしましたか?」と聞かれたら、意識がない方の年齢、性別、状況を伝える。(先に、住所や目印になるモノを伝えてもOK) 4.「今どこですか?目印になるものはありますか?」と聞かれたら、住所と目印になるモノを伝える。 5.「あなたのお名前は?」と聞かれたら、自分の名前を答える。 6.「電話番号を教えて下さい」と聞かれたら、電話番号を答える。 ※電話で心肺蘇生をするように言われたら、その通りにする。 ☆ もくじに戻る AED(電気ショック)の使い方 1.電源を入れる。電源ボタンを押すか、ふたをあけるか、いずれかの方法で電源が入る。電源が入ると、音声ガイドが始まる。 2.電極パッドを貼る。体がぬれている場合はふき取る。音声ガイドとパッドに描かれている絵に従い、胸の2カ所にパッドを貼る。パッドを貼ると自動的に心電図等を摂り

【感想】心の病は食事で治す

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書籍の御紹介 著者は、日本の薬学者・評論家である、生田哲氏。 【もくじ】 第一章『うつ、不安、キレるは食事が原因だった』 第二章『脳の快適運転のためにブドウ糖を安定供給する』 第三章『アミノ酸こそが心を創る物質である』 第四章『心の病を治す①-不安障害の原因と対処法』 読書感想 こちらの本は、LOH症候群(男性更年期障害=症状に鬱もある)である主人に、特殊脳波である覚醒シータ波(てんかん波)の出現によりコントロールが難しいホルモンの乱れと闘っている私に、それから占術での健康問題などに関するアドバイスとしても、勉強になり、役に立ちそうだなと思ったので読んでみた。 私は医師ではないので診断は不可能なのだが、医師ではないからこそ、占術結果で判った生活・食事・姿勢などから、細かいアドバイスをすることが出来る。 それは、たまに医学生並みに、様々な病気や症状や障害などについて、学んでいるから出来ることである。そういうの興味津々なので、苦でもない。謎が多いと、気になって仕方なくなり、燃えるもので(笑) 特に複雑型熱性けいれんや、てんかんについては、その辺の医師や脳科学者よりも知っているかもしれない。なぜならば所詮、医師や脳科学者にとっては他人事だからだ。私にとっては同じ脳波状態なので、他人事ではない。身を持って似た症状も経験しているから、他人事の人間達より知っているのだ。 わざわざ副作用のある薬ではなくても、食べ物や飲み物により改善できる場合もあるのだから、それを知ることにより、体に合えば、それが良いに決まっている。食物アレルギーの問題さえなければ、すぐ摂って気軽に試せるし、なんせ安い。 なかなか医師は、そういうのを自らは教えてくれない...なぜか...それでは病院が儲からないからだ(笑) 基本的に、患者の方から質問でもしなければ、教えてくれないと思われる。1人1人の患者に、自ら、そこまで気を利かしてアドバイスするとなると、仕事としても物凄く大変だろうし。 そこでキチンと答えるかどうかで、本当に患者を思いやり、やる気がある医師なのかどうか、判るかもしれない。あんまり東洋医学ばかりな医師も、怪しい部分あるので注意なのだが。 私の場合は、主治医に遠慮なく、質問しまくりなので(笑)それで現在は薬無しで、薬の代わりに『糖質制限

【感想】古代蝦夷の英雄時代

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書籍の御紹介 著者は、考古学者・歴史学者・福島大学名誉教授、エミシを中心とした東北地方の古代史が専門である、東北出身の工藤雅樹氏。 【もくじ】 第1章『蝦夷アイヌ説と蝦夷日本人説をめぐって』 (新井白石、本居宣長など、江戸時代の蝦夷アイヌ説石器時代人コロボックル説ほか) 第2章『「エミシ」から「エゾ」へ』 (「エミシ」と「エゾ」「エミシ」がひろく東国人を意味した時期―第一段階ほか) 第3章『北日本の古代文化』 (縄文文化 縄文文化以後ほか) 第4章『蝦夷の社会構造』 (族長層の出現と末期古墳 古代蝦夷の「~村」ほか) 第5章『英雄の後裔』 (前九年の合戦清原氏ほか) 読書感想 私が読んだ書籍の表紙は、この表紙ではなく、赤い背景にアテルイのお面?がドォーン!と、どアップになっているインパクトの強い表紙であった。 しかし、タイトルと著者が同じなので、内容じたいは同じ内容だと思われる。 さすが東北のエミシ専門の学者さんといった感じの内容であった。だいたい私の頭の中にあるエミシと同様の内容が書かれてあったので(色々と混ざっていそうだというような感じ)、ツッコミどころは無し。 ただ1つだけ。 どこかハッキリ、ズバッと伝えられない感じがしてならなかった。本当は気付いていて、知っているのに、そこには触れないでいるような文章の気がしたのだ。 私なら、伝えてしまうが...というか既に...伝えてきたが(笑) それは何かというと『大陸の移民とエミシ』についてだ。それについてはチラッとだけ出していた。 安倍という名字は、元々は中央貴族のものだが、東北・関東の豪族に対して『安倍+地名+臣』という名前が与えられた例は多くあったそうだ。それで後に地名の部分が省略され、それらの豪族も安倍を名乗るようになった事が考えられるとのこと。 従って、安倍家は『移民系豪族の系譜につらなる可能性もある』と記されてあった。 同じエミシのリーダーである清原家については、真人の姓を有すことから、天皇に近い血筋であるので、中央貴族が土着したものと考えた方がよいかもしれないとのこと。 しかし...結局のとこ、安倍家と清原家は...親戚なのだが(笑) そもそもアイヌは馬に乗らない。エミシは馬に乗る。 では、その馬

【感想】アイヌ学入門

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書籍の御紹介 著者は、札幌市生まれの考古学者・アイヌ研究者である、瀬川拓郎氏。 【もくじ】 序章『アイヌとはどのような人びとか』 第一章『縄文~一万年の伝統を継ぐ』 第二章『交易~沈黙交易とエスニシティ』 第三章『伝説~古代ローマからアイヌへ』 第四章『呪術~行進する人びとと陰陽道』 第五章『疫病~アイヌの疱瘡神と蘇民襲来』 第六章『祭祀~狩猟民と山の神の農耕儀礼』 第七章『黄金~アイヌは黄金の民だったか』 第八章『現代~アイヌとして生きる』 読書感想 皆様は、もくじ部分を見て、どう思いましたか? 「アイヌらしい」もしくは「アイヌらしくない」と思いましたか? ...私は... 「エミシらしい」ってゆぅ~か「それはエミシだろ!」と、ツッコミたくなった(笑) どうも北海道出身者による、アイヌやエミシに関する書籍というのは、『縄文人=アイヌ』もしくは『縄文人→直接アイヌ』の流れに繋げているような内容が多い。 そもそも、アイヌの先祖の一部である縄文人(アイヌにはオホーツク人のDNAも混じっているから)。その縄文人の血が流れる東北のエミシの存在を、スッカリ無視したような思考なのだ。 こちらの本では、後から奥州藤原家の一部が、北海道に移住したというような内容が記されていた。後ばかりで、前は殆ど無視なのだ(笑) 勿論、完全には無視が出来ないので、一応はエミシについてもチラッとは書いてあるのだが...その末裔である安藤家(安東家)や奥州藤原家などに対して、『エミシ』や『エミシの末裔』とは表記せず、他の本州の人間達と同様に『和人』と決め付けて、表記する傾向なのだ。 エミシは人種的にも、縄文人だったのか、アイヌだったのか、和人だったのか、ハッキリしていないというのに(笑)そりゃぁ~、ハッキリするはずがない。色々と混ざりまくっているのだから(笑) つまり、どれでもあり、どれでもないのだ。強いて言えば『東北縄文人系』である。だからエミシやエミシの末裔については、『エミシ』や『エミシの末裔』と表記すべきなのである。 アイヌ以外の人間を和人と呼び、差別するのは勝手だが、東北のエミシやエミシの末裔は、他の和人とも違うのだ。そこは正しく表記すべきである。 アイヌがアイヌであるのと同じように、エミシ

【脳神経内科】MRI検査結果&採血、新たな私の脳の状態が判明!

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診察内容 2019年06月30日(日曜日) こないだの定期的なMRI検査結果、それから『糖質制限食+薬代わりの牛乳を摂取』し続け、だいぶ減量も成功した現在のホルモン状態...プロラクチンの状態を知るための採血で、脳神経内科へ行ってきた。 今日は「絶対に質問しよう!」と心に決めていたことがあった。 1つは『MRIで、幼少期からピアノを弾いてきた人間の脳だと、判るのか?』 もう1つは『私の脳の場合、歯の治療で、銀歯はやめた方がいいのか?』だ。 とうとう判明したので記録しておく。 【主治医との会話】 私「こんにちは。お願いします」 主治医「こんにちは」 そうしてMRI画像を見る2人。何故か、耳どアップのも画像が表示されていた。そこ気になった(笑) 耳かきが好きで、MRI検査の時に耳かきによる炎症があったので、それが気になって診られていたのか?それともシータ波が出現する海馬や側頭葉のチェックをしていたのか? 主治医「全く問題なし!綺麗!」 私「良かったです♪」 いつものことだ(笑) 主治医「だいぶ痩せましたよね!」 私「はい。洋服は標準サイズ(10代の頃に着ていたサイズ)が着れるようになりました。でも筋肉も減っちゃって(汗)」 主治医「筋肉は鍛えた方が良いですよ。周りの人達に、別人みたいって言われるでしょう?」 私「あぁ~、でも顔は変わらないって言われますね。(太っても痩せても)体だけ(笑)」 主治医「血圧よし」 私「せいじゅん?あっ(笑)正常?」 言い間違い発生! 何故に『清純?』自分でツッコミたくなった(笑)本当に脳みそ大丈夫か?採血のため、朝から何も食べず空腹だからか(汗) 主治医「(笑)そうです。118!」 私「おぉ~、平均♪」 ~ここから質問1つめ~ 私「あっ、幼い頃からピアノを弾いてるんですが、そういう脳だって判りますか?(そういう脳だと)脳の真ん中らへんが『普通とは違う』みたいですけど...」 要するに『脳の真ん中らへんにある脳梁や間脳が大きく、脳の構造が普通の人間と違う』=『覚醒シータ波が出現する(天才系プロの?)クラシックピアニストの脳』=『タレンテッドの脳』だと判るのか?という内容を、少々おバカぶって質問したのだ(笑) 直球どストレートに「私

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