【感想】心の病は食事で治す
書籍の御紹介

著者は、日本の薬学者・評論家である、生田哲氏。
【もくじ】
第一章『うつ、不安、キレるは食事が原因だった』
第二章『脳の快適運転のためにブドウ糖を安定供給する』
第三章『アミノ酸こそが心を創る物質である』
第四章『心の病を治す①-不安障害の原因と対処法』
読書感想
こちらの本は、LOH症候群(男性更年期障害=症状に鬱もある)である主人に、特殊脳波である覚醒シータ波(てんかん波)の出現によりコントロールが難しいホルモンの乱れと闘っている私に、それから占術での健康問題などに関するアドバイスとしても、勉強になり、役に立ちそうだなと思ったので読んでみた。
私は医師ではないので診断は不可能なのだが、医師ではないからこそ、占術結果で判った生活・食事・姿勢などから、細かいアドバイスをすることが出来る。
それは、たまに医学生並みに、様々な病気や症状や障害などについて、学んでいるから出来ることである。そういうの興味津々なので、苦でもない。謎が多いと、気になって仕方なくなり、燃えるもので(笑)
特に複雑型熱性けいれんや、てんかんについては、その辺の医師や脳科学者よりも知っているかもしれない。なぜならば所詮、医師や脳科学者にとっては他人事だからだ。私にとっては同じ脳波状態なので、他人事ではない。身を持って似た症状も経験しているから、他人事の人間達より知っているのだ。
わざわざ副作用のある薬ではなくても、食べ物や飲み物により改善できる場合もあるのだから、それを知ることにより、体に合えば、それが良いに決まっている。食物アレルギーの問題さえなければ、すぐ摂って気軽に試せるし、なんせ安い。
なかなか医師は、そういうのを自らは教えてくれない...なぜか...それでは病院が儲からないからだ(笑)
基本的に、患者の方から質問でもしなければ、教えてくれないと思われる。1人1人の患者に、自ら、そこまで気を利かしてアドバイスするとなると、仕事としても物凄く大変だろうし。
そこでキチンと答えるかどうかで、本当に患者を思いやり、やる気がある医師なのかどうか、判るかもしれない。あんまり東洋医学ばかりな医師も、怪しい部分あるので注意なのだが。
私の場合は、主治医に遠慮なく、質問しまくりなので(笑)それで現在は薬無しで、薬の代わりに『糖質制限食(炭水化物を抜き、肉や魚を主食にする)+牛乳』にしている。
『それらに含まれる栄養素が足りていない』から、薬を処方されていたわけで...それについて指摘し...「それで大丈夫ですか?」と質問したところ、OKを頂けたのだ。
何度MRI検査したって、脳腫瘍とか脳に問題があるわけでもないし、毎回キレイな脳と褒められるくらいだし。
脳波と共にホルモンが少し乱れやすいだけなので(汗)それが可能なのだ。その状態をしばらく続けた結果が、来月には出る。そろそろ、その効果が出ていればいいのだが。
さて、前置きが長くなったが、ここから感想内容である。
糖質の多い欧米型の食事が増え、共働きやシングルマザー・シングルファーザーの家庭も増え、戦前よりは食事を摂るのが便利になった日本。
しかし、それによって、実は栄養面としてはバランスが悪い事実。そろそろ、その重大な間違いに、気付くべき時なのではないか?
人間は生死に関わるような怖い体験、戦争や災害のストレスにより、いつも以上に脳神経細胞が多く壊されてしまう。そのため戦後や災害後には、精神疾患や認知症や自殺者が増えてしまう。
また、ストレスにより糖質過多、運動不足で、肥満や糖尿病も増える。そうなると悪循環となり、他の病気も増えたり、更に精神疾患や認知症や自殺者も増えてしまったりする。
これは実際に怖い体験をした人間以外にも起きることかもしれない。そのような怖い映像を見るだけで、不安やストレスとなり、同じような状況になる人間もいることだろう。
東日本大震災と原発事故後、地震や放射線への不安や恐怖から、耳鳴りや頭痛が増えたり、体調を崩される人間が急増した。気象病という言葉が、健常者の間で知られるようになったらなったで、ただただ気圧のせいにする人間も増えた(汗)
そればかりか何の根拠も無しに、地震のせいにまでする人間も増えた。それで自分が超能力者やヒーローか、何かになったつもりなのだろう。そうして遊んでいる余裕があるのだから、健康な方である(笑)
ちなみに地震の影響を受けて体調に出てしまうのは、限られた人間だけなので、それが嘘か本当かは、少し言動を見ていれば、判る人間には判るものだ。安易に嘘はつかない方がいい。
果たして、そのような人間達の、生活の仕方や食事の栄養面には問題がないのだろうか?
私が思うに、多くの日本人には、問題ありである。現在の日本の食事は、明らかに糖質過多の状態だからである。糖といっても甘い物ばかりではない。白米など炭水化物も糖だ。そこを忘れてはいけない。
実は、殆どのおデブは、肉よりも炭水化物に含まれる糖によって、おデブになっている。パンやパスタやケーキや麺やご飯を、よく食べる人間は、おデブになるのだ(笑)
カップラーメンやお菓子は勿論、ヘルシーそうな野菜ジュース、果物100%ジュースにも、多くの糖が含まれており、しかも冷たいジュースなので体が冷える。健康的だろうか?明らかに不健康である。
コーラやサイダーなどの炭酸飲料なんて最悪である。しかし現在コーラやサイダーで糖質0の商品が販売されており、他の飲み物でも、紅茶で糖質0の商品がある。
糖質制限食が必要な、私のような人間には助かる。それでも、たまぁ~に飲む程度だが。内臓には悪い、冷たい飲み物なので。
どうかスーパーやコンビニで商品を買う時には、裏をよく見てみて欲しい。『炭水化物』や『糖』や『糖質』といった部分が、多い物には注意だ。別に食べてはいけないということではないのだが、糖質量を気にしつつ、1日の摂取量で糖質過多の状態にならないように、気を付けるべきなのだ。
私のように働きすぎる脳の人間は例外なのだが、普通の人間の脳にとっては、糖は必要なエネルギーである。だから絶対に炭水化物を抜くなどの食事はしてはいけない。白米より玄米がオススメ。食パンよりライ麦パンなどがオススメ。
ただ、あまりにも色々な商品に、糖が多いので、1日の糖質量だけは、そのように気にしておいた方が、健康のためなのである。
それから栄養について、もっとよく考えた食事を摂る必要がある。空腹を満たせばいい、そんな食事を繰り返していては、心身のバランスが悪くなるので、必ず問題が出てくるのだ。
ここのところ私は、再び葉酸サプリを摂っているのだが、それについても、この本に興味深い内容が書かれてあった。足りないと頭痛にもなるそうだ。
てんかん患者で妊娠を希望する場合、この葉酸サプリが必要とされる。健常者の妊娠希望者でも摂ると良いのだが、健常者よりも必要なので、葉酸サプリの摂取をオススメされるのだと思われる。
前置き部分で、私について前述したのと同様に、自閉症や鬱病にも『足りていない栄養素』を与えたところ、良くなったという内容があった。
この本は、そうした『分子整合精神医学』の入門書であり、そうしたバランスを回復することにより、心の病を回復できるという紹介もされているので、参考になる。
『分子整合精神医学』で検索してみると、『分子整合栄養医学』と、精神部分の漢字が栄養に変更されている言葉が出てくる。漢字が違うだけで、内容的には同じだろう。
そして『分子整合栄養医学』『病院』で検索してみると、分子整合栄養医学に基づいた治療をしている病院を探すことができる。
これは...興味があるので...ぜひ私も診てもらいたい!
食事でバランスよく、必要な栄養を摂取できればいいのだが、自信がなくて、「ちょっと元気が出ないな」と感じている方は、マルチビタミンやマルチミネラルというサプリを摂ってみるのも、良いかもしれない。

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