インフルエンザウイルスの『脳炎・脳症』に御注意あれ!

★ 『インフルエンザウイルスによる脳炎』の経験談


私は7~8歳の頃、インフルエンザの予防注射を打った後、インフルエンザウイルスに感染。インフルエンザウイルスが脳に入ってしまい、脳神経細胞が壊された。

多分だが、インフルエンザウイルスは、最初に鼻粘膜から感染するので、鼻に近い側頭葉の神経細胞が壊されたのだと思われる。

怪しい前兆としては『物凄く大きな耳鳴り』が2度あった。その後に『頭が割れるような物凄く痛い頭痛』と『40℃近い高熱』があり、それに気付いて驚いた母は、『大人用の市販の解熱剤』を飲ませてしまった。

(絶対にしてはいけないこと)

それで熱性けいれんを起こしてしまい、白目をむいて意識を失った。意識を失っている時間が長かったため、とても危険な状態だった。

無事に意識が戻ったとしても、植物状態になったりなど、後遺症が残るかもしれないといわれていたのだが、奇跡的に後遺症など何の問題もなく目覚めることができた。

なので経過観察ということで、通院は必要だが、一応は退院することができた。


...しかし...


その後の脳波検査で、脳疾患『てんかん』性の特殊脳波(異常波)、完全に目を開けて起きているのに、脳波では、脳の瞑想状態を示すシータ波が出現してしまうことが判明した。

熱性けいれんには単純型と複雑型とあるが、この場合は『複雑型熱性けいれん』で『てんかん性熱性けいれん』ともいわれる。複雑型熱性けいれんは、てんかんへ移行する可能性が高いとされる熱性けいれんなのだ。

それで長期的な痙攣止めの薬や定期的な脳波検査をしていたのだが、その結果、脳疾患『てんかん』へ移行する可能性は全くないと分かり、健常者として普通の生活に戻れたのが14歳である。

今、思えばだが...医師は『脳波を読み過ぎた』のかもしれない(笑)


シータ波について母から教えてもらった時『認知症になりにくい脳』...そういわれた言葉から脳の状態を考えると...『海馬が大きい』=『海馬が働いてる』ということを連想することができる。

成人後に、脳神経内科で脳を調べまくり知ったのだが、確かに脳のど真ん中らへんが大きい傾向だった。脳下垂体が大きかった。脳下垂体から放出されるホルモンであるプロラクチンと海馬から出現するシータ波には関係がある。なので海馬も大きいと考えられる。

だから、脳のど真ん中らへんに近い側頭葉も大きめだったので、側頭葉の神経細胞が少しばかり壊され=萎縮しても、私は問題なかったのかもしれない。稀なことだろう。だから奇跡的だったのだ。

絶対音感などがあるのでギフテッド(タレンテッド)の脳のようだし、幼少期からピアノも弾いてきた。天才的なプロのクラシックピアニストにはシータ波が出現するそうだ。なので『元からシータ波が出現しやすい健常者の脳だった可能性が高い』のだ。

熱性けいれんを起こしたことが、きっかけとなり、たまたま知れただけだろう。医師でも脳波を読みキチンと診断するのは難しかったりするのである。それで『脳波の読み過ぎで誤診』なんてこともあったりするのだ。


昔は壊れた脳神経細胞は治らないといわれていたのだが、近年では壊れても新しい回路が作られるなど分っている。それにより新たな能力が発揮されることもある。上手くいけばだが、神秘的に表現すると、『覚醒』といえるのかもしれない。脳は不思議で凄いのだ。

(ブログタイトルの『超覚醒』は、そういう意味。バケモノっぽいのでピッタリ)


『インフルエンザウイルスが脳に入り、脳神経細胞が壊された』とは母や医師から聞いてはいたのだが、それが『インフルエンザウイルスによる脳炎』だということは知らなかった。昨日、母に確認して、やっと知った(笑)

つい最近たまたまインフルエンザ脳炎や脳症に関する医学記事を読む機会があり、それで「私インフルエンザ脳炎だったんじゃね?」と思ってはいた。

母は肝心なそこだけ無視して、熱性けいれんやシータ波のことばかり、私に伝えていたのである(汗)

★インフルエンザウイルスによる脳炎と脳症

【インフルエンザウイルスによる脳炎とは?】

インフルエンザウイルスが脳に入ることで、脳に炎症が起きること。脳神経細胞が壊される=萎縮。

詳しくは、こちら→『脳炎』

【インフルエンザウイルスによる脳症とは?】

インフルエンザウイルスが脳に入ってはないが、体の方に入り過剰反応し起きる。脳神経細胞が壊される=萎縮。

詳しくは、こちら→『インフルエンザ脳症』

こちらの方が解りやすい→『インフルエンザ脳症~Medical Note』

どちらかというと『脳症の方が危険度が高い』ので『死亡率も高くなる』ようだ。


そういえば母は、私にこういっていた。

母「脳じゃなく、体にいってたら、もっと大変だったって」

痙攣はあったが、私は脳症ではなかった。

確かに、痙攣=脳症とは限らないらしい。そこだけ注意だ。


ちなみに私の中学・高校時代の友達で、体にいってた...つまり...インフルエンザ脳症だった友達がいた。高校時代のマラソン大会前に2人で呼び出しをくらい、走るか、走らず大会のお手伝いをするかの選択を迫られたことで、お互いに知った。

私は大会のお手伝いなんて暇でつまらないし、今までスポーツしまくってきても大丈夫だったので走る方を選んだが、友達は大会のお手伝いをする方を選んでいた。後遺症の脳疾患『てんかん』になったのかどうかは、聞かなかったので知らない。

しかし、その友達は学年上位ほどの知能。頭がよかった。優等生で生徒会長もしてた。なので「制服を可愛くしろ」と要求してた私(笑)残念ながら、私達が卒業した後に、制服が可愛くなった(汗)おそいっちゅ~の。

友達の外見は、私と同じく色白だが真っ黒な綺麗な髪。私が憧れるアジアンビューティーの容姿だ。なのでアメリカ人の英語教師に好意を持たれていた。モテるし男の扱いも上手だった(笑)

そういう感じからするとギフテッドっぽいが...まさか...同じく医師に脳波の読み過ぎされてないだろうな(汗)友達の家も地元の同じ町なので、救急で運ばれる病院も私と同じだ。


ある医師の記録によるとインフルエンザ脳炎・脳症の30例中、殆どは『死亡・助かっても精神発達遅滞や脳性麻痺やてんかんなどの後遺症が残っていて、後遺症がなかったのは3、4例と少なかった』ようだ。

つまり私は、この少ない、後遺症がなかった例の1つということになるようだ。

★追伸


2019年01月になり、インフルエンザが大流行。死亡者も出ている。

特に小さい子供は脳炎や脳症に注意して欲しい。死亡もだが、後遺症の可能性も高いので。

私のインフルエンザウイルスによる脳炎の経験談により、何が悪かったのか、どんな症状が出るのかなど、なるべく誰にでも解るように、簡単に残したので参考になれば幸いだ。

症状については、実際に経験したことのない医師よりも、経験者であり記憶に残っている私の方が正しいかと思われる。

...ただ、その症状も人により色々かもしれないが...

怪しい前兆のような『物凄く大きな耳鳴り』についても知ってる医師は少ないのではないか?と思われる。リサーチしても、それについては載ってなかったので。

当時の私も医師には言わなかった。学校で耳鳴りがあったので、学校の先生にだけは言っていたが。その後は耳鳴りなくなったので、母にも言ってない。

症状の報告なんて、そんなもんだったりする。


...おまけ...


意識を失う前と、失った後では、性格に変化があった。これは私の脳、独特の変化かもしれない。

意識を失う前は落ち着きがなく神経質で自己中心的で、自覚するほど性格が悪かったが、意識を失った後は落ち着きがでて神経質ではなくなり、友達に「優しくなったね」と言われたことにより、性格が良くなっていたことに気が付いた。

まるで中身だけ別人になった感じだが、意識を失う前までの記憶、3歳以下の幼少期の記憶も(これはギフテッド(タレンテッド)だからかもしれない)シッカリあるので、けして別人にはなったわけではない。

脳神経細胞が壊れたことにより、少し大きかったサイズが標準サイズになり、無駄な働きが減ったので、穏やかになれたのかもしれない(笑)

普通は脳神経細胞が壊れ=委縮すると、認知症を思い浮かべれば分りやすいかと思うが、性格が悪く変化してしまうだろうと思われる。

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