【感想】テルマ
★2019年03月05日(火曜日)に観た映画
またまた覚醒モノ。ゾンビブームが終わり、今度は覚醒モノがブームなのか?
私にとっては、大好物なので、ありがたい♪
こちらはノルウェー・フランス・デンマーク・スウェーデン合作映画。
本編が始まる前に、フラッシュ点滅に関する、注意書きが表示される。
てんかん患者や、過去に複雑型熱性けいれん(てんかん性熱性けいれん)を経験したことがある方は、御注意あれ!
脳波検査で行われる『フラッシュ点滅の映像』があるのだ(汗)そのような光にも過敏で、発作が誘発されてしまうことを『光過敏性発作』という。
こちら→『光過敏性発作』
昔から私は、そのような時は、無意識に両手で目を覆う癖がある(笑)映画館で映画を観るにしても、ライブ会場でライブを観るにしてもだ。
てんかん患者ではないので「意識を失うような大発作は起きない」と診断されているが、同じ特殊脳波が出現するので可能性は0ではないと考えている。何がきっかけで何が起きるか判らない。だから一応、念の為に、てんかん患者同様に避けておくべきなのだ。
暗闇の中での光は、明るい室内で観る光よりも、脳への刺激が強い。その点滅となったら、そりゃぁ~過敏な脳には危険だ(汗)逆に鈍くて刺激が必要な脳には、良い薬か?(笑)
そこだけ注意して観るべし。
予告動画の最初に表現されているが、鳥が窓にぶつかり、その後に主人公が、てんかん発作のように、痙攣を起こして倒れる。
これは『磁場の乱れにより誘発される、てんかん発作』を表現してるのだろうなと思った。まさに、その通りだからだ。
脳波検査の姿って、脳波検査をしたことのない人間からしたら、それだけで奇妙な姿に見えるかもしれない。そう奇妙に思っている監督の心理が伝わってくるような映像だ。
【ここからネタバレ注意】
この主人公は脳波検査の結果『心因性非てんかん発作』と診断された。痙攣を起こしている間の脳波に、てんかん特有の特殊脳波が出現しなかったのだ。【心因性非てんかん発作について】
・てんかん特有の特殊脳波が出現しない。つまり脳波が乱れていない。『脳ではなく、心に原因があり、てんかん発作に似た発作』が起きてしまう発作。(もしかしたら『自己暗示や思い込みや不安により引き起こされる痙攣』かもしれない)
・てんかん発作時はプロラクチンの数値が高くなるが、心因性非てんかん発作の場合はプロラクチンの数値が高くならない。
つまりプロラクチンの数値が高いと、てんかんの可能性が高まるので、心因性非てんかん発作の可能性が低くなるということ。
・心因性非てんかん発作に、実は『側頭葉てんかん』が隠れていた1例もある。
(1度や2度の脳波検査で、てんかん特有の特殊脳波が出現しないこともあるのだ)
この映画の監督さんが、てんかんや、心因性非てんかん発作について、どこまで知っているかは判らないが、脳波検査の姿と同様に、心因性非てんかん発作についても奇妙に感じて、このような設定にしたのだろうが...それって、どうなんだろう?と思ってしまった。
この映画を観た人間で、脳や脳波について何も知らない単純な脳の人間は『心因性非てんかん発作=超能力者』と考えてしまう恐れがあると思った。監督さんに、そう思い込みたい心理もあったりするのかもしれない。
側頭葉てんかんにも同様に『側頭葉てんかん=超能力者』と見られている現実があったりするのだが、そのような考えは、実際に大発作で苦しんでいるてんかん患者からしたら、失礼でしかなかったりする。
だから、どうなんだろう?と思ったのだ。
そもそも、特殊脳波が出現しない普通の健康な脳みそなのに、心が原因の発作なだけで、特殊能力が使えるわけない(笑)
脳医学的・脳科学的にも「それは無いだろう」ってツッコミ入れたくなった。特殊能力が使えるには、それなりに脳や脳波が特殊である必要があるからだ。
だからといって、てんかん患者がそうかといったら、それも違うのである。病気なので。そんな感じなので、結果として何だかモヤモヤする映画だった。
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