【ルーツ】狐
白狐の伝説 ルーツに関するブログ記事に、まさかの『狐』を記録することになるとは(笑) 朝廷側である阿倍家には、陰陽師として最も有名な安倍晴明がいる。実は安倍晴明には、エミシ側である東北の安倍家説がある。 しかし、そもそも朝廷側である阿倍家というのは、エミシ側である東北の安倍家とも繋がることから、どっちみち安倍晴明は私の先祖の1人である。 その安倍晴明の母親は、葛の葉と呼ばれる、稲荷の白狐の化身であり、正体を知られたため、泣く泣く子供や夫を残して、森へ帰って行った。 という、何とも奇妙な伝説がある。 詳しくは、こちら→ 『葛の葉』 子供に伝えるような昔話としては、ありそうではあるのだが、そのような昔話ほど「何だかの真実が隠されている」と、私は考えている。 桃太郎にしても、浦島太郎にしても、かぐや姫にしてもだ。 与次郎狐の伝説 1600年、徳川家康率いる東軍と、石田光成率いる西軍の、『関ケ原の戦い』が行われた。 その結果、東軍が勝った。 1602年の5月、負けた西軍であった、常陸国(現在の茨城県)を治めていた佐竹義宣に、国替えの命が下り、出羽国(現在の秋田県~山形県)へ向かった。 佐竹義宣といえば、美人を集めて出羽国へ連れて行き、その後の常陸国を治めた人間が不美人ばかりで不満を言ったので、今度は出羽国の不美人を常陸国へ移した。 そのために秋田県には美人が多く、茨城県には美人が少ない...という秋田美人のルーツをも含めた、茨城県の女性をディスるネタのような話で、有名である。この件に関しては、真実は不明(笑) 秋田県秋田市と山形県東根市には『与次郎稲荷神社』がある。 佐竹義宣に飛脚として仕えた狐の与次郎を祀る神社であり、こちらも『与次郎狐の伝説』として、後世に伝わっている。 詳しくは、こちら→ 『与次郎稲荷神社』 与次郎狐は、佐竹義宣が出羽国に来る前から住んでいた勢力。つまりエミシ側である東北の安倍家の末裔、安藤家(安東家)の時代からいた豪族、または、それに繋がる集団の長と考えられるようだ。 伝説に登場する狐について得た情報 ●昔々は、身分の低い人々に対して、人間扱いをしなかったそうだ。動物と同じような扱い。 現代でも、太った人間に対して「豚」と言ってしまうのと同じように、「犬」や「狐」と...